2024/07/09 更新
「求人原稿」は求人の効果を大きく左右するもっとも重要な要素の一つです。
どんなに待遇が良くても、求職者に見てもらえなければ意味がありません。
採用が難しい職種ほど、魅力的な原稿が書けなければ待遇面だけで比べられて給料の良い他社へ人材が流れてしまいます。
今回は、
「求人原稿なんて作ったことが無い!」
「何を書けばいいか全くわからない…」
という方でも採用成功につなげるために、求人のプロが原稿づくりのコツをご紹介いたします!
ぜひ参考にしてみてください!
ターゲットを明確にする
求人原稿を作成する前に、まずはターゲットを明確にすることが重要です。
- 年齢
- 性別
- 性格
- 資格
- 経験
などなど、どんな人に来てもらいたいのか、ターゲットの人物像や、これだけは譲れないことなどを洗い出しましょう。
条件が決まったら、採用ターゲットにあった媒体を選定します。
例えば、
- 10代~20代の学生層バイトや30代~40代の主婦(夫)層のパート→バイトル
- 資格や経験を持った即戦力人材→バイトルPRO
- 20代~30代の転職コア層の中途採用→doda
- 1日単発バイト→LINEスキマニ
など、各求人サービスごとに得意としている分野やメインユーザー層がありますので、欲しい年齢層や性別、業種・職種に応じて適した媒体で求人を出しましょう。
なるべく詳細に書く
求人原稿で最も大事なのは「情報量」と「具体性」です。
「自分にできるか・できないか」
「やりたいか・やりたくないか」
「仕事内容」
「お休み」
「どんな環境で働くのか」
など、応募者目線に立ち、なみし(な:名指し、み:魅力、し:証拠)を意識した働く想像が付きやすい詳しい内容を記載するようにしましょう。
特に重要なのは仕事内容です。
求職者が求人において最も求めている情報は、
- 仕事の難易度
- やりがいがある、人に感謝される仕事
- 体力面(体力が必要かどうか)
がトップ3。
未経験者向けなら、どんな仕事なのか、ゼロからどんな風に育ててもらえるのか、困ったときのサポート体制など、初めてスタートするにあたっての不安を払拭できる内容を記載するとよいでしょう。
経験者向けなら、企業が求めているスキルやその年数、使用ツール、任せる仕事の範囲、具体的な業務内容などさらに一歩踏み込んだ内容を記載しましょう。
- 給与
-
- 手当の種類や金額
- 賞与・昇給の金額、タイミング、査定基準
- 月給例・年収例
- キャリアプラン
- 勤務時間
-
- 実働時間・休憩時間
- 1日の仕事の流れ
- 休憩時間中の過ごし方
- 平均残業時間や残業の頻度
- 繁忙期
- 休日
-
- 年間休日数
- 有給取得率
- 夏季休暇や年末年始休暇の具体的な日数(昨年度実績など)
- 育休・産休取得実績
- 休日出勤や振り替え休日の有無
- 仕事内容
-
- 何を使ってどんな業務をするのか
- 研修の期間や内容、誰が教えるのか
- あると役に立つ(あるいは必須の)資格や経験
- 社内外設備
-
- 喫煙所の有無
- 食堂や弁当、まかない、自動販売機などの有無
- 会社の近くにある施設(コンビニ、スーパー、薬局など)
- 通勤方法
-
- 駐車場・駐輪場の有無(無料or有料)
- 車通勤or電車/バス通勤or自転車通勤
- 通勤手当の有無、金額
- 働く時の服装
-
- スーツ・制服・オフィスカジュアル・私服など
- 髪色・ピアス・ネイルの可否、可の場合はどの程度までOKか
- 働く環境
-
- 職場の雰囲気
- 働いている人の年齢層・前職
- スタッフ同士の雰囲気・関係性
- 先輩社員の声・採用担当者からのメッセージ
具体的な数字やエピソードを盛り込み、他社と差別化する
求人のアピールポイントで
「明るい職場」「風通しのいい雰囲気」「上下関係がなくアットホーム」
といった表現をよく見かけますが、これだけでは物足りません。
求職者からしても、こういった決まり文句は見飽きており、逆に「こんな事しか書くことが無いのか?」と疑いの目で見る人も多いです。
具体的な数字(100名以上の大量募集、年収530万円以上など)やリアル感・しずる感がある内容(実際に働いているスタッフの声、採用担当者からのメッセージなど)が盛り込まれていると、求職者は働いているイメージが湧き説得力が増しますし、他社との差別化もでき、自社にしかないアピールが出来ます。
例えば、
- 15年連続で増収増益を記録!直近の4年の売上は約5倍と、伸び盛りの会社です。
- 14段階の評価制度により、学歴・社歴に関係なく、平等に評価します。1年目で3回昇進し、事業部長になった女性もいます!どなたでも昇進、昇格を目指せます。
- 休み時間は世間話や最近ハマっていることなどでワイワイ盛り上がっている、明るく楽しい雰囲気です!
- スタッフは20代が5人、30代が3人と若手が中心となって活躍しているので、活気があり、話題も共通していて馴染みやすい環境です!
- 年に1回社員旅行があります。2019年はグアム、2020年は沖縄に行きました。毎年旅行先は社員全員にアンケートを取って決めているので、今年どこに行くかは皆で決めましょう!
といった感じです。
逆にココの部分が欠けていると、単純な給与や待遇面だけで比較されて、大手企業やより待遇の良い企業に求職者が流れて行ってしまいます。
最近の求職者は、働く環境や人間関係を重視して仕事探しをしており、会社の雰囲気が自分にマッチしていると思えば、待遇面よりも働きやすさを優先する人が多いです。
具体的エピソードは、自社ならではの魅力や社風をアピールできるだけでなく、求職者に「他の会社ではなく、貴社だからこそ働きたい」という動機づけが出来る部分でもあるのです。
キャッチーな目を引くタイトルを付ける
同じエリア・業種で掲載中の他の求人と比較した時に、似たようなタイトルになっていませんか?
タイトルは、膨大な求人がある中で求人ページを開いてもらうための導入となる一番重要な部分です。
自社にしかない魅力やポイントを打ち出したり、具体的な数字・人気なワードなどを盛り込み、思わず開いてみたくなるような目を引くタイトルをつけましょう。
動画や写真を掲載する
写真や動画を掲載できる求人サービスであれば、実際の社内の雰囲気や働いている人、仕事の様子の写真をたくさん掲載しましょう。
特に人物の写真・動画は、写っている人と同年代・性別の求職者からの応募が集まりやすい傾向があるため、ターゲット像に近いスタッフさんの写真・動画を掲載してください。
いかがでしたでしょうか?
求人原稿についてさらに詳しいアドバイスやサポートが必要な場合は、ぜひANSWER株式会社にお気軽にお問い合わせください。私たち求人のプロが、貴社のニーズに合わせた最適な求人広告作成をお手伝いいたします!