2024/07/09 更新
少子高齢化に伴う労働人口の減少で、人材確保の難易度や求人にかかる費用は年々上がってきている中で、
「求人費用を出来る限り低く抑えたい」
「限られた予算の中で採用しなければならない」
などのお悩みを抱えている採用ご担当者様も多いと思います。
近年は、従来の掲載型の求人以外にも採用サービスが多様化し、無料で求人できるサイトや無料プランを提供している求人サービスも出てきています。
そこで本記事では、無料で求人掲載できる求人広告サイト・採用ツールをご紹介します!
実は、一口に無料求人サービスと言っても、大きく下記の4つの種類に分けられます。
- 総合型の無料求人広告サイト
- 専門型の無料求人広告サイト
- 求人検索エンジン
- ATS(採用管理システム)
「結局どの求人サイトを使えばいいの?」と迷う方も、それぞれの特徴やメリット・デメリットもご紹介しますので、求人広告の選定にぜひご活用ください!
目次
総合型の無料求人広告サイト7選
総合型の無料求人サイトは、業種や職種、アルバイト・パート/正社員問わず、あらゆるジャンルの求人が掲載されている求人サイトのことです。
業種・職種に特化した専門型の求人サイトと異なり、様々な求人が出ていて情報量が豊富なので、幅広い利用者に見てもらえる可能性が高く、思ってもみなかった人材との新たな出会いが生まれます。
また、掲載する際も業種・職種を気にせずに求人掲載が可能です。
ハローワークインターネットサービス
「ハローワークインターネットサービス」https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
仕事探し=ハローワークを思い浮かべる方も多いと思います。
「ハローワークインターネットサービス」は、その名の通りハローワークのインターネットバージョンで、国が運営している求人情報サービスです。
ハローワークインターネットサービスのメリット
- 国が運営していて、知名度・安心感は圧倒的
- ハローワーク内と、ハローワークインターネットサービス、indeedの3か所に同時掲載される
ハローワークインターネットサービスのデメリット
- 初回はハローワーク窓口での手続きが必須
- WEB応募・TEL応募が出来ない(必ずハローワークを通じての紹介)ので応募利便性が低い
- 選考結果(採用か不採用か)をハローワークに報告しなければならず、事務処理が増える
- 資格や経験が必要な求人には不向き
仕事探しをするときは、各地域のハローワーク(職業安定所)に足を運ばないといけないと思いがちですが、ハローワークインターネットサービスを使えば、全国544か所以上のハローワークで扱っている求人の一部をネットで手軽に検索・閲覧することができます。
求人掲載数は108万件超え(2024年7月時点)。
2020年1月にはハローワークインターネットサービスのリニューアルも行われ、
- スマホ・タブレット表示対応
- 求人票の情報量が増えた(写真やPR文がより詳しく掲載可能)
- オンライン求人申し込み
- ハローワークへの採否連絡
といった機能の追加により、更に使いやすくなりました。
初回のみハローワークの窓口での手続きが必要ですが、登録さえ済ませておけばあとは電話やネット上で掲載スタートが可能なので、登録だけでもしておいて損はない無料求人広告サイトです。
げんきワーク
「げんきワーク」https://genkiwork.com/jobs/
「げんきワーク」は、有限会社じゅんが運営する無料求人広告サイトです。
官公庁から中小企業まで2万社以上の企業が導入しており、2024年7月時点で134万件以上の求人が掲載されています。
げんきワークのメリット
- 最短5~10分で求人掲載スタートが可能
- 修正も何度でも・いつでも・自分で出来る
げんきワークのデメリット
- 1社につき5件までは掲載無料だが、同時に6件以上の求人を掲載する際は、掲載件数と期間に応じた追加料金が発生
- 検索しても上位に出てこない
求人の間に広告枠が入っており、サイト内の広告掲載料で収益を得ているため、基本求人掲載費は無料になっています。
掲載する企業様・店舗様にとっては無料で利用できるため魅力的なサイトですが、「エリア×求人」「職種×求人」などのキーワードで検索に引っかからないのがネック。
ライバルとなる大手サイトが検索結果のトップを占めており、まだまだ成長中のサイトといえます。
「無料で応募が入ればラッキー」という気持ちで掲載するにはぴったりのサイトです。
求人Free
「求人Free」https://www.onecoin.co.jp/free/
「求人Free(きゅうじんフリー)」は、株式会社ワンコインが運営する無料求人広告サイトです。
求人Freeのメリット
- クリック操作やページ移動を極力なくした、シンプルな検索画面
- 求職者の条件に一致した求人情報をメールでお知らせする「マッチメールサービス」でマッチング率UP
求人Freeのデメリット
- 掲載されている求人数が少ない
- 求人掲載数が1社1件のみで、複数職種や複数勤務地での応募には向かない
こちらも、げんきワークと同様に広告収入で運営しているサイトで、初期費用・年会費・掲載費・成果報酬なども一切かからず利用できます。
ただ、求人数が2024年7月時点で2,300件程度と少なく、「エリア×求人」「職種×求人」などの掛け合わせキーワードでも検索に表示されないため、求人掲載から応募・採用までは長時間掛かる可能性が高いです。
あまり期待しすぎず、無料でのんびり求人を掛けていきたい方にはオススメです。
ジモティー
「ジモティー」https://jmty.jp/all/job
「ジモティー」は、株式会社ジモティーが運営している、日本全国各地域のさまざまな地元情報を掲載できる掲示板サイトです。
「ジモティーって、不要になった物を譲ったり、売り買いするサイトじゃないの?」
と思うかもしれませんが、実は無料で求人掲載も可能です。
ジモティーのメリット
- 地元の人材採用に最適
- 項目がシンプルかつ求人内容15,000文字まで自由記入できる
ジモティーのデメリット
- 事務局の審査が必要で、審査通過しないと掲載できない(会員登録から掲載まで最短1時間程度の時間が掛かる)
- 求人内容の自由度が高すぎて迷う・求職者が求める情報が書かれていない原稿になりがち
不用品の個人間売買・譲り渡しがメインのサイトではありますが、2024年7月時点で正社員求人数547,202・アルバイト求人数3,817,182件と、求人広告専門サイトにも引けを取らない掲載数があります。
元々は仕事を探していなかったユーザーも求人に引き込める可能性があり、地元の人材を採用したいという企業様・店舗様にピッタリです。
また、通常、求人に特化しているサイトは、企業情報や事業内容、募集内容など様々な項目を埋めて求人原稿を作るスタイルが多いですが、ジモティーは
- 勤務形態(アルバイト・正社員)
- 業種・職種
- 勤務地
- 最寄り駅
- 給与
- 画像
といったシンプルな項目のみで、後は自由に記述できます。
文字数も15,000字までと他の求人広告サイトと比べて圧倒的に多いので、
「項目に縛られず色々伝えたいことがある!」
という方には嬉しい機能です。
逆に言えば、項目が少ない分「何を書けばいいのか…」と迷う方には向いていません。
ちなみに、掲載には審査があり、審査に最低でも1時間程度は掛かります。
- 情報が少なすぎる募集
- 法令に反する募集
- ナイトワークやコンパニオン、チャットレディ、風俗の募集
- 公序良俗、モラルに反する募集
- アフィリエイトや情報商材、マルチ商法、フランチャイズの募集
など、ジモティーの事務局が定めたガイドラインに反する募集は、掲載不可となることもありますので、注意してください。
就活会議
「就活会議」https://free-recruit.syukatsu-kaigi.jp/
「就活会議」は、就活会議株式会社が運営する、各企業の社員・元社員口コミ情報や、就活生の選考体験記・内定者ESが読める就活口コミサイトです。
毎年20万人近くの就活生が登録し、就活シーズンの閲覧数は大手求人サイトにも匹敵します。
就活会議のメリット
- 新卒や若手の採用に強み
- 求職者が応募前に企業のクチコミを確認できるため、入社後のミスマッチを減らせる
就活会議のデメリット
- ネガティブな口コミが多いと採用活動に悪影響を及ぼす可能性がある
新卒採用といえばマイナビやリクナビなどの大手求人サイトが有名ですが、新卒の平均採用単価は1人当たり90万円~95万円程度と言われており、コストがかかるイメージがあると思います。
就活会議では、初期費用・掲載費用・成功報酬まで全てが0円で基本機能を利用できるため、費用を掛けずに年間を通して求人が可能です。
口コミ閲覧サイトなので、大学3年生のインターン先の選定~大学4年生の就活における情報収集等で学生のアクティブ率が常に高く、通常の求人掲載では接触できなかった潜在層にも継続的にアプローチが出来ます。
さらに、Indeed、Googleしごと検索、求人ボックス等の求人検索エンジンにも自動で同時掲載され、複数媒体で効率よく採用活動が可能です。
ただし、給与や労働環境に関するネガティブな口コミが多いと、応募を考えていた求職者が逆にためらってしまう原因にもなりますので注意が必要です。
Q-jin
「Q-jin」https://www.q-jin.careers/employers/
「Q-jin(キュージン)」は、株式会社アンティークが運営している24年以上の運営実績がある老舗求人サイトです。
Q-jinのメリット
- 質問に答えていくだけで簡単に求人作成が可能
- 最短25分で即日掲載できる
- Googleしごと検索やハローワーク求人情報に同時掲載される
Q-jinのデメリット
- 初期費用や九次掲載は無料だが、応募者情報の閲覧にはお金がかかる(16,500円~)
- 更新頻度や採用積極度が低いと掲載が停止される可能性がある
初期費用や求人掲載は全て0円ですが、応募者の連絡先を閲覧するためには1か月16,500円~の課金が必要な点は注意です。
応募課金ではなく、応募があっても面接したくなければ(連絡先を知る必要がなければ)費用はゼロ円。
応募内容のうち、性別・年齢・職歴・保有資格・志望動機などは閲覧でき、内容を確認したうえで面接してみたいとなって初めて課金が発生するシステムです。
完全無料ではありませんが、一度課金すれば1カ月間に届くすべての応募者情報が閲覧できるので、応募課金や採用課金といった成功報酬よりもさらに低リスク・低コストで採用活動できるのはメリットと言えます。
FreeQ
「FreeQ」https://freeq.work/
「FreeQ(フリーク)」は、FreeQ運営事務局(個人)が運営する無料求人広告サイトです。
げんきワーク・求人Freeと同様に広告収入で運営しているサイトで、掲載費・採用費なども一切かからず全て無料で利用できます。
FreeQのメリット
- 掲載数の制限がない
FreeQのデメリット
- 求人数が少なく、古い求人や怪しい求人も掲載され続けている
- 個人運営のサイトのため信用に欠ける
げんきワーク・求人Freeと異なり、掲載数の制限が無く、100件でも200件でも無料で掲載できます。
複数職種・複数拠点で大量に求人を掛けたい企業様・店舗様にはぴったりです。
運営は「FreeQ運営事務局」とはなっていますが、個人で運営されており、サイト改善や更新スピード、問い合わせ対応は会社で運営している求人広告サイトよりはかなりゆっくりめ。
そのため、1つ1つの求人の管理が行き届きにくく、2021年に投稿されたままの古い求人や、怪しげな求人が掲載されっぱなしになっているので、求職者からすると
「この求人って本当にまだ募集しているのかな」
「信用できるサイトなのかな」
と若干信用に欠ける部分があります。応募効果はそこまで望めないかもしれません。
専門型の無料求人広告サイト4選
専門型の無料求人サイトは、業界や職種に特化した求人だけを集めた求人サイトです。例えば、エンジニアやデザイナー、医療・介護・福祉など、資格・経験が必要となるような専門的なお仕事の求人が掲載されています。
特定の分野の求人のみを扱っているので、求職者の数は少なくはなりますが、狙ったターゲット層を採用できる可能性が高いのがメリットです。
paiza(ITエンジニア系求人)
新卒採用「paiza新卒」:https://paiza.jp/student
第二新卒採用「EN:TRY」:https://paiza.jp/en_try
中途採用「paiza転職」:https://paiza.jp/career
「paiza(パイザ)」は、ギノ株式会社が運営しているITエンジニアに特化した求人広告サイトです。
paizaのメリット
- 求職者のスキルレベルを確認できる
- 転職潜在層にアプローチできる
paizaのデメリット
- 書類選考が出来ない
- 求人掲載・初期費用は無料だが、成果報酬型で採用に費用が掛かる
新卒採用である「paiza新卒」、第二新卒・未経験者採用である「EN:TRY」、中途・経験者採用である「paiza転職」の3サイトに加え、動画を使ってオンラインでプログラミングを学べる「paizaラーニング」など、ITエンジニア向けの様々なサービスを運営しており、エンジニアとして仕事探しをしている顕在層はもちろん、潜在層へのアプローチも可能です。
paizaの特徴は、応募者全員がプログラミングスキルチェックを受けており、応募者のプログラミングの実力が分かる点です。
paiza独自のテストとジャッジシステムで応募者のスキルレベルをSランク~Cランクの5段階で判定し、貴社が求める実力のエンジニアの採用が可能です。
書類選考をスキップして面接に進めるのがpaizaの売りの一つでもあるので、書類選考を行いたい企業様は注意が必要です。
また、求人掲載自体は無料ですが、採用には費用が掛かる「成果報酬型」ですので、大量に採用したい企業様はかえってコストが掛かる可能性もあります。
グラフィカルジョブ(デザイナー系求人)
「グラフィカルジョブ」:https://www.d3d.jp/
「グラフィカルジョブ」は、グラフィカルジョブ株式会社が運営しているグラフィックデザイナーやWEBデザイナーなどのデザイナー・クリエイターに特化した求人広告サイトです。
グラフィカルジョブのメリット
- Googleしごと検索、indeed、求人ボックスにも同時掲載される
- 求人の掲載期限が無い
- 企業様の管理画面もスマホ完全対応
グラフィカルジョブのデメリット
- 無料で掲載できるのは1求人のみで、検索順位も有料プランの下になる
- 無料プランは機能制限が多い
メインはデザイナー系求人ですが、
- カメラマン
- 映像・アニメーション
- フィギュア・プロダクト
- ライター・作家・校正
- ITエンジニア・プログラマー
- 建築・空間・インテリアデザイナー
- ファッション・コスメ・メイク
- 事務・受付
- 営業・販売・サービス
- 医療・福祉・保育
など、デザイン以外の業種・職種募集も可能です。
求人掲載数は2024年4月時点で約2,400件で、全職種を扱っている求人広告サイトと比べると少なく感じますが、業界に特化しているため求人数が限られているのは仕方ないでしょう。
無料プランは「お試し」程度で、1企業1求人(5職種まで同時募集可能)しか掲載できない、選考可能な応募数は2応募まで、画像は3枚までなどかなり機能が制限されていますので、無料プランを試して効果が期待できそうであれば、有料プランに切り替えるのがおすすめです。
メディカル1(介護系求人)
「メディカル1」:https://medical1.jp/
「メディカル1(メディカルワン)」は、アイビーメディカル株式会社が運営している、医療・福祉・介護業界に特化した求人広告サイトです。
メディカル1のメリット
- 求人作成を代行してくれる
- 求職者に貴社の魅力を面談で伝えてくれる
メディカル1のデメリット
- 掲載できる地域が限られている
- 地域によっては求人数が極端に少ない
- 求人掲載・初期費用は無料だが、成果報酬型で採用に費用が掛かる
運営のアイビーメディカル株式会社は、有料職業紹介や人材派遣を行っている会社のため、メディカル1も求人広告サイトというよりも人材紹介をしてもらえるサイトと考えた方が良いでしょう。
求人掲載や人材を紹介してもらうのは無料ですが、採用すると費用が発生する「成功報酬型」ですので、完全無料ではない点は注意が必要です。
また、現在求人掲載中のエリアは
- 神奈川県
- 東京都
- 静岡県
- 滋賀県
- 岐阜県
- 愛知県
- 奈良県
- 三重県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 和歌山県
- 岡山県
と限られた地域のみ。
運営会社が兵庫県にあるため、近畿地方の求人数は豊富ですが、関東などエリアによっては求人が1件しか出ていないところもあり、求人数にはかなりバラつきがあるようです。
掲載を考えている企業様は、自社のエリアで掲載可能なのか、また、同じエリア内で極端に求人数が少なくないか必ずチェックしておきましょう。
READY TO FASHION(アパレル系求人)
「READY TO FASHION」:https://www.readytofashion.jp/
「READY TO FASHION(レディートゥファッション)」は、株式会社 READY TO FASHIONが運営するアパレル・ファッション業界に特化した求人広告サイトです。
READY TO FASHIONのメリット
- ファッション業界ならではの求職者プロフィールが充実
- ライブ配信や動画で自社の魅力をアピールできる
READY TO FASHIONのデメリット
- 地域によっては求人数・登録者数が少ない
求人広告サイト以外にも、ファッション業界に特化した様々なサービスを展開しており、ファッション業界に就職を目指す顕在層だけでなく、潜在層へのアプローチも可能です。
ポートフォリオ機能や好きなブランド、インスタグラムのアカウントの入力など、ファッション業界に特化した求人サイトならではの項目が豊富で、採用担当者が知りたいポイントを見ることができ、マッチング度の高い人材の採用が望めます。
勤務地が関東エリア・近畿エリアに集中しており、登録者数も地方エリアになるほど少なくなる可能性がありますので、ご利用を考えている企業様は自社のエリアでの登録者数を必ずチェックしておきましょう。
料金プランは、利用期間中であれば何人でも採用できる「サブスクプラン(6か月・月額30,000円)」と初期費用ナシで利用できる「成功報酬プラン(1人採用10万円~)」。
無料のトライアルプランはありますが、利用にあたっては基本的には課金が必要な点にはご注意ください。
求人検索エンジン4選
「求人検索エンジン」とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの求人特化バージョンのサービスです。
求人検索エンジンを使えば、総合型・専門型の求人広告サイトや、企業HPに掲載されている求人ページなど、各求人ページにアクセスしなくても、WEB上のあらゆる求人をまとめて見られるので、求人検索エンジン1つで仕事探しが完結できます。
求職者にとっては仕事探しが圧倒的に楽になるうえ、情報量も総合型の求人広告サイト以上に豊富なため、多くの人に利用されており、企業様・店舗様にとっても多くの閲覧数・応募効果が期待できます。
どの求人検索エンジンも基本的には無料で利用できますので、求人の際には一度やってみて損はありません。
Indeed
「Indeed」https://jp.indeed.com
「Indeed(インディード)」は、株式会社リクルートホールディングスが運営する世界No.1の求人検索エンジンです。
高い知名度と元々の利用者数の多さに加え、Google検索でも上位に表示されるため、多くの人に求人を見てもらえるチャンスがあります。
Indeedのメリット
- 世界中で月間3億以上のユーザーが使用する、世界No.1の求人検索エンジン
- SEOに強く、Google等の検索上位にも表示される
Indeedのデメリット
- 膨大な求人の中に埋もれる可能性がある
- 無料掲載は月日が経つと共に検索下位に落ちていってしまう
世界では月間3億人、日本国内でも月間訪問数3,920万人(SimilarWeb, 総訪問数,2024年7月)の求職者が利用。
国内の求人広告サイトと比べると、アルバイトサイト最大手のタウンワークが月間訪問数1,370万人(SimilarWeb, 総訪問数,2024年7月)、中途求人のdoda(デューダ)が月間訪問数1,860万人(SimilarWeb, 総訪問数,2024年7月)なので、Indeedの利用者数が圧倒的なことが分かります。
元々のユーザー数の多さに加え、Google等の検索エンジンでも上位に表示されるため、無料掲載でも多くの人に求人を見てもらえるチャンスがあります。
ただし、Indeedは求人掲載数も1秒ごとに10件の求人が掲載スタートしているくらい膨大な件数があります。
さらに、有料掲載(クリック課金)の方が表示回数が多く、無料の求人ページはIndeedの仕組み上、閲覧数・応募数が獲得しづらいため、すぐにでも採用したい場合は課金もご検討ください。
クリック課金については、詳しくはこちらをご覧ください!
掲載にあたっては
- アカウント(企業)審査
- 求人情報内容の審査
の2つの審査をクリアする必要があり、掲載開始までに最大72時間かかる点も注意が必要です。
求人ボックス
「求人ボックス」https://求人ボックス.com/
求人ボックスとは、カカクコムが運営する求人検索エンジンです。
仕組みはほぼIndeedと同じですが、運営会社であるカカクコムは、食べログや価格.com、キナリノといった有名サービスも長年運営しており、日本の採用マーケットに合わせた検索サポート機能などユーザー目線の使いやすさ・サイトデザインはIndeedよりも優れています。
求人ボックスのメリット
- 食べログの店舗ページとの連携が可能
- 検索機能が充実
- クリック単価を手動で設定できる
求人ボックスのデメリット
- Indeedよりもユーザー数・求人掲載数が少ない
月間利用者数は1,015万人(2024年3月時点)とindeedと比べると劣りますが、競合が少ない分、他の求人に埋もれずに見てもらえる可能性が高いとも言えます。
求人ボックスがIndeedと最も大きく違う点は、検索機能が充実している点です。
Indeedが「勤務地×キーワード」でしか検索できないのに対して、求人ボックスは「勤務地のみ」「キーワードのみ」「働き方や雇用形態」などで絞り込みが可能です。
他にも、人気の求人検索ランキングや人気キーワード、地域の平均給与など、ユーザーのお仕事探しをサポートする機能が豊富なのも特徴。
また、食べログの店舗ページとも連携可能なため、食べログから求人へ誘導が出来、飲食店の求人募集にはピッタリです。
基本的に無料で掲載できますが、クリック課金をすることで更に露出度を高めることも可能です。
求人ボックスのクリック課金はIndeedと異なりクリック単価を手動で設定できます。運用次第ではIndeedよりも費用を抑えやすいでしょう。
クリック課金については、詳しくはこちらをご覧ください!
Indeed同様、掲載にあたっての審査が2~3日掛かりますので、初めて掲載する際はご注意ください。
まずはIndeedに掲載してみて、
- Indeedでは集まりにくいエリアや業種・職種がある
- Indeedは競合が多すぎて閲覧数が伸びない
- できるかぎり広告費を抑えたい、細かく運用・調整したい
という場合は、状況に応じて求人ボックスと使い分けても良いのではないでしょうか。
スタンバイ
「スタンバイ」https://jp.stanby.com/
スタンバイは、Yahoo!株式会社を傘下に持つZホールディングス株式会社と、優秀な即戦力を採用できる求人サービス「ビズリーチ」を運営している株式会社ビズリーチの合弁会社である「株式会社スタンバイ」が運営する求人検索エンジンです。
スタンバイのメリット
- Yahoo!の検索画面上位に表示される
- 主婦/主夫層や40代以上のミドル層・シニア層に強い
- 検索機能が充実
スタンバイのデメリット
- 直接投稿が出来ない(クローリング・フィード掲載のみ)
- 10~30代の若年層や転職を考えている現役世代には弱い
- Yahoo!以外の検索エンジンでは上位表示されづらい
スタンバイの場合、Indeed・求人ボックスと異なり直接投稿が出来ません。
求人掲載するためには「クローリング」または「フィード掲載」のどちらかになります。
「クローリング」とは、自社サイトや他の求人サイト、ATS(採用管理システム)に掲載した情報を読み取って掲載する仕組みで、求人掲載数が10件以上必要です。
「フィード掲載」は、スタンバイが定めた仕様(XMLファイル)でデータを送付し掲載してもらう仕組みで、専門知識が必要ですので、ハードルが高いかもしれません。
スタンバイに掲載したい際は、スタンバイの同時掲載に対応している求人サイトやATSの利用がオススメです。
スタンバイも求人ボックスと同様にIndeedよりも検索機能が充実しており、特に「未経験OK」「週2・3日からOK」などのこだわり条件での検索ができる点は求人ボックスと異なります。
さらに、国内最大級の検索エンジン「Yahoo!(ヤフー)」と連携しているため、Yahoo!で求人検索をしたときに検索上位にスタンバイの求人が表示されるようになっています。普段Yahoo!を使用しているユーザーへのアプローチ力は強いです。
ちなみにYahoo!は、ミドル(中高年)・シニア層ユーザーによく使われている検索エンジンです。
具体的には、Yahoo!はGoogleと比べて男性は50~60代以上・女性は40~60代以上のユーザーシェア率が高くなっています。
出典:ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみたより(https://manamina.valuesccg.com/articles/1053)
もちろん、Googleからの流入もあるので、スタンバイでは若い層が採用できないという訳ではありません。
ですが、Googleで求人を検索すると、後述する「Googleしごと検索」がトップに表示されて、その後「Indeed」、「求人ボックス」と続き、その後に「スタンバイ」が表示されることが多いです。
日本でもトップシェアを誇るGoogleでの露出度が低い点から、やはり基本的には40代後半・50代・60代のミドルシニア層や、主婦(夫)、定年退職後の人材採用に強い求人検索エンジンが「スタンバイ」と言えるでしょう。
Googleしごと検索
Googleしごと検索とは、Googleで求人や採用関係のキーワードで検索したときに、求人情報を上位表示してくれるサービスです。
前述した「スタンバイ」がYahoo!と連携していたのと同様に、「Googleしごと検索」はGoogleと連携している求人検索エンジンなのです。
Googleしごと検索のメリット
- Google検索でトップに表示されるため注目度が高い
- 通常検索で上位を取れなくても、しごと検索で上位表示できる可能性がある
- 有料の掲載プランが無い(2024年8月時点)ため、全ての求人が上位表示されるチャンスがある
Googleしごと検索のデメリット
- 直接投稿が出来ない
「エリア+職種+求人」など求人に関するキーワードでGoogle検索すると、検索画面上からすぐに求人情報にアクセスできるシステムです。
検索結果は、始めにリスティング広告、次にGoogleしごと検索、その下から自然検索が出てくるので、Googleで「エリア+求人」「業種+仕事」などで検索したとき、Indeedよりも先にGoogleしごと検索が表示されることになります。(Indeedがリスティング広告をしていない場合)
ちなみに、日本国内の検索エンジンのシェア率(2023年9月時点)は全デバイス(PC・スマホ・タブレット)でGoogleが圧倒的です。
検索エンジン | シェア率 | |
---|---|---|
1位 | 77.74% | |
2位 | Yahoo! | 13.39% |
3位 | Bing | 7.94% |
このことから、Googleを利用しているユーザーへのアプローチ力はIndeedよりも上かもしれません。
Googleしごと検索は直接投稿が出来ないため、掲載するためには「クローリング」か、Googleしごと検索の同時掲載に対応している求人サイトやATS(採用管理システム)に掲載するかのどちらかになります。
また、他の求人検索エンジンと違って有料プランも無いため、課金してGoogleしごと検索内で上位表示を狙うといったこともできません。
ですが逆に言えば、無料でもすべての求人が上位表示されるチャンスがあるということです。
自社サイトで求人掲載している企業様・店舗様も、普通はGoogleの自然検索で上位表示されないとHPへの流入・応募は期待できませんが、Googleしごと検索であれば自然検索の順位は関係なく、コストもかからず上位表示を狙うことが出来ます。
予算が無い方でも一度利用してみる価値のあるサービスが「Googleしごと検索」なのです。
ATS(採用管理システム)2選
ATS(採用管理システム)は、採用活動をトータルでサポートしてくれるサービスです。
具体的には、
- 求人原稿の作成・管理
- 応募者の管理
- メールやチャットなどのコミュニケーションをツール内で完結
- 選考の進捗状況管理
- 効果分析・レポート機能
- 採用サイト(HP)の作成
といった採用で必要な機能がオールインワンになっていて、すべて一つのツール内で管理運用できます。
求人広告サイトや求人検索エンジンとは異なり、求人専用のHPを作成するイメージに近く、作成したページは同時に求人検索エンジンにも掲載されるサービスも多いので、HPを持っていない企業様・店舗様にオススメです。
engage(エンゲージ)
「engage(エンゲージ)」https://en-gage.net/
「engage(エンゲージ)」とは、「エン転職」など求人サービスを提供しているエン・ジャパン株式会社が運営している採用支援ツールです。
全国で60万社が利用しており、国内の利用企業数はNo.1。日本で今最も選ばれている採用支援ツールがengageです。
engageのメリット
- 求人掲載数・掲載期間に制限がない
- 無料版ではIndeed・Googleしごと検索・スタンバイ・求人ボックスに自動で連携、有料プランを使うことで最大20の求人サイトの掲載可能
- エン転職の1,000万人の会員に向けてスカウトも可能
- 動画の掲載が可能
engageのデメリット
- 採用サイトや求人原稿を作成する時間が掛かる
- 無料版は一部機能に利用制限がある
- 採用ノウハウがないと活用が難しい
- デザインが限られる
- 独自ドメインが使えない
engageの大きな特徴は、オンライン適性検査・動画面接・求人ページ分析機能など無料で利用できる基本機能が非常に豊富なことです。
無料で利用できる件数・人数を超える場合は有料オプションサービスになりますが、少人数の採用予定であれば無料の範囲で十分運用可能です。
特に無料でエン転職の会員1,000万人(2024年2月時点)へスカウトメールを送れる点は他にはないメリットです。(無料版は週10通まで・中途採用の正社員募集のみ)
デメリットとしては、様々な機能がある分使いこなすのが難しく、採用ノウハウがない企業様・店舗様だと効果が出づらいことです。
採用サイトや求人原稿は全て自社で作らなければなりませんから、今まで求人会社や代理店に任せていた方や初めて求人を行う方にとっては、コンテンツの作成が難しく時間が掛かる可能性があります。
また、テンプレートデザインが10種類とかなり少なく、他社とデザインが被ることも多いですし、自社HPをお持ちの方は採用サイトとデザインの統一が出来なかったり、独自ドメイン(URL)が使えない点も注意が必要です。
Airワーク採用管理(旧ジョブオプLite)
「Airワーク採用管理」https://airregi.jp/work/recruitment/
「Airワーク採用管理(旧ジョブオプLite)」は、リクナビやタウンワークなどのサービスを展開する株式会社リクルートジョブズが運営している採用支援ツールです。
Airワーク採用管理のメリット
- 求人掲載数・掲載期間に制限がない
- 応募者への自動返信メール機能がある
- 「タウンワーク」や「リクナビ」などリクルートメディアの求人を取り込める
- 有料オプションでIndeedPLUSを利用可能
Airワーク採用管理のデメリット
- デザインが限られる
- 独自ドメイン(URL)が使えない
- 無料版だと連携できる媒体がIndeed・Googleしごと検索・求人ボックスのみ
採用サイトの作成・求人原稿の作成・応募者管理まで全て無料で利用で、有料オプションであるIndeedPLUSを使えば、最大7割の求職者に求人を届けることができます。
Indeed PLUSはIndeedによって開発された求人配信サービスです。
Indeed PLUSを利用することで、Indeed・タウンワーク・リクナビNEXT・リクナビ派遣・はたらいく・とらばーゆ・フロムエーナビといった提携求人サイトの中から、求人の内容や特性、閲覧・応募状況などを総合的に加味し、Indeedが最も当該求人にふさわしいと判断した最適な求人サイトへ自動掲載される仕組みです。
Airワーク採用管理は、リクルートメディアとの連携が魅力で、今までにタウンワークやリクナビ、はたらいくなどリクルートが運営する求人サイトに掲載したことがあれば、過去の求人原稿を取り込むことができます。(※おうぼうける君との連携が必要/一部取り込めない求人原稿もあり)
採用支援ツールは、求人原稿を自分で作らなければならず、コンテンツの作成に時間と手間が掛かることがデメリットの1つですが、この取り込み機能を活用することで求人原稿の作成にかかる時間を大幅に削減できるのです。
また、応募が入ったら自動でメールを送る「自動返信メール機能」があり、応募後の素早い対応で求職者を逃さずアプローチできる点もengageには無いメリットです。
とはいえ、求人原稿の作成部分はリクルートメディアを使ったことが無い企業様・店舗様にとってはengageと同様ですし、使ったことがある方にとっても、採用サイトは自分でコンテンツ作成が必要なことには変わり有りません。
デザインは80種類のテンプレートの中から選べますが、他社とデザインが被ることも多いですし、自社HPをお持ちの方は採用サイトとデザインの統一が出来なかったり、独自ドメイン(URL)が使えない点も注意が必要です。
リクルートメディアを使ったことがある方はAirワーク採用管理、リクルートメディアを使ったことが無い方・様々な機能を使ってみたい方はengage、と使い分けてもいいかもしれません。
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採用ページコボットは、求人情報サイト「バイトル」「バイトルNEXT」「バイトルPRO」を運営するディップ株式会社が提供している採用支援ツールです。
採用ページコボットのメリット
- indeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索をはじめとした10媒体以上に同時掲載できる
- バイトル・バイトルNEXTのメディア掲載が1枠無料で付いてくる
- 動画の掲載が可能
- 求人原稿の作成や効果改善も採用のプロがサポートしてくれる
- 応募者対応を自動化できる「面接コボット」が利用できる
- オリジナルデザインや独自ドメインの使用も可能
無料で利用できる求人サイトや採用ホームページは、
- 求人原稿・採用ホームページの作成に時間が掛かる…
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など、採用担当者の負担が大きくなりがちで、掛けた労力に見合わないことも多いです。
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さらに、24時間365日、応募者対応から面接日程の設定までを自動で行ってくれる採用管理ツール「面接コボット」も無料で使用可能です!
面接コボットは、バイトルやタウンワーク、doda、イーアイデムをはじめとした37媒体の応募者取り込みが出来ますので、現在求人サイトで掲載をされている企業様・店舗様も、応募者管理を全て面接コボットに集約できます!
「色んな媒体に一気に掲載したい」
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そんな希望を全て叶えられるのが採用ページコボットです!
採用ページコボットの利用料金
キャンペーン特別価格 | 募集ページのみ シンプルプラン | 採用トップページ作成 レギュラープラン | ページをカスタマイズ レギュラー+プラン | オリジナルページを作成 カスタムプラン |
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初期費用 | 0円 | 0円 | 100,000円 | お見積り |
月額費用(1年) | 25,000円 | 45,000円 | 45,000円 | 75,000円 |
月額費用(6か月) | 30,000円 | 60,000円 | 60,000円 | – |
※料金には、別途消費税がかかります。
※バイトル・NEXTいずれか1つ掲載可能(Aプランでの表示となります)
※本料金は2024年8月時点のものであり、予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※面接コボット for アルバイトは取込応募数が月平均1,000応募未満のみ適用。月平均1,000応募超える場合は別途ご相談ください
今回は無料の求人サービスについてご紹介いたしました。
基本的には無料求人だけで採用活動を完結させるのは難しいため、
- 無料掲載→1人か2人、長い目で見て採用していきたい/人材ニーズが低い
- 有料掲載→大量にor今すぐ人が欲しい/人材ニーズが高い
という風に無料掲載と有料掲載を上手に使い分けて求人活動を行うのがオススメです。
「求人の書き方が分からない。自力で書ける自信がない。」
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